元保育士からの発信

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絵本の読み聞かせはいつから?保育士が考える時期は

      2017/06/01


私は元保育士、保育士として勤めていた頃は…

自分自身のために、専門書や月刊誌を読みあさり、知識や技術を身につけ、子供たちのためには、可能性を伸ばすために学研やチャイルドブック社の月刊絵本やその他図鑑、紙芝居などを読み聞かせていました。

読み聞かせした後のこども達の目の輝きや表情から、「絵本の読み聞かせは早い方がいい」と自負していました。

子ども達の表情、笑顔から私は、沢山のエネルギーをもらい日々の保育に取り組んでいたのです。

それで今回は絵本の読み聞かせは、いつからについて集団保育の場で取り組んだ流れを紹介します。本好きな子どもに育って欲しいので…

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絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの成長とともに、おかあさんやお父さんとのコミュニケーションの一つになります。

はじめは聞き役でいた子どもも、絵本を読んでもらうことの楽しさを感じると、自分から「これ読んで…」と持ってくるようになるんですね。(私の経験から…)

この行動の始まりが絵本が好きになった子どもの姿です。このような子どもの行動から、絵本の読見聞かせは、いつから始めて良い?について纏めました。

絵本の読み聞かせは早いほうがいい0歳からでも

生まれたばかりの赤ちゃんは、何にも出来ない!と思ってはいませんか?

そうではありません。あかちゃんが持つ力は生後から計り知れないものがあるんですよ。

ここで、絵本の読み聞かせに繋がる赤ちゃんの聴力についてお伝えしますね。

新生児の聴力はいつから聞こえている

生後3、4ヶ月頃の赤ちゃんの聴力は、お母さん、お父さんの声に対して、声が聞こえた方を確認するようになります。

「◯◯ちゃん」と名前を呼ぶとニッコリし、感情の発達も見られるようになるんです。

呼びかけに対しても「アーウー」と声を出すようにのなるので、おかあさんやお父さんの声が聞こえている証拠になりますね。

こうして月数が進むに連れ、1歳に近づく頃には大人が話している単語を聞いて言葉を理解出来るようになっていきます。

赤ちゃんの聴力の発達って凄いでしょう。だから早い時期から刺激(絵本の読み聞かせ)は赤ちゃんにとって心地よい刺激になっています。そして本が好きなお子さんに成長されるんですね。

お母さんから聞いたことですが、朝になると「早く保育園に行こう今日も先生に絵本読んでもらうよ!」と「絵本の読み聞かせをとっても楽しみにしています。」と言う報告がありました。

毎日の繰り返しで、保育園に行けば今日も「絵本を読んでもらえる」と楽しみが安心感に繋がっているんでしょうね。

昼間は保育園で保育士と過ごす、夕方になったらお母さんが迎えに来て、お家に帰るこのリズムを理解できるようになった時、子どもたちに成長が見られるようになります。

どのような成長が見られるかを纏めますね。

絵本の読み聞かせで見られる成長は

どのような成長が期待出来るでしょう。

  1. 語彙(単語・言葉)の表現力を高める
  2. 集中力が育つ
  3. 学習習慣が育つ
  4. 感受性が豊かになる
  5. 人の気持ちがわかるようになる

この5つです。何故こう感じたかについて一つ一つについて、説明します。

1.語彙(単語・言葉)の表現力を高める

保育室で自由時間の時、「先生これ読んで!」と持ってくる子どもに、絵本を読んでやる保育士、絵本を読んでもらう子ども、この繰り返しで、子ども達は新しい「単語・言葉」を覚えていきます。

絵本を読んでもらう中で、子どもは初めて聞いた言葉を絵本の中のをみて、「先生これなの?」と確かめるために尋ねるので…。

例えば「あお虫さんは」と読んだとき、絵本の「あお虫」を指差し尋ねます。

「そうよ、これがあお虫さんなの」と応えると、ここで子どもの頭のなかで、言葉と画が一致し、これが「あお虫なんだ…」と覚えます。

多分この子は、「虫と言う単語」・「虫と言う言葉」は知っていたと思います。

今回、「あお虫」と耳にしたとき、虫? あお虫? 「あぁ虫には、あお虫がいるんだ!」と学ぶんです。

続いて「あか虫、みどり虫、くろ虫」さんもいるのかなぁと尋ねたり、調べたりしながら学習能力が高まるのですね。

このようなことの繰り返しで語彙が…

  • あお虫が葉っぱの上にいた
  • 葉っぱの上であお虫がニョロニョロしていた
  • あお虫が葉っぱを食べている
  • あお虫が葉っぱを食べていた
  • あお虫はキャベツを食べるよ

に広がっていき…。

自信もって伝えることが出来ることで、表現力が高まっていくんです。

絵本読んでやることは、数名の子どもたちと向き合うのですが、このように会話しながら進めることで「語彙・言語能力の発達」は確実に繋がっていくのです。

クラス全体の子どもの読み聞かせには紙芝居があります。

紙芝居は、カリキュラムの週案・日案に沿った内容を選び読み聞かせするんですね。

この紙芝居が、子どもたちは大好きなんです。読み聞かせが終わってから、子供たちに感想を聞くことになるんですが…

この感想を聞くのが私達保育士は一番の楽しみでした。

内容をどのように理解しているか?など聞きながら週案のカリキュラムを修正することもあるので。

このように子供たちが考えることに助言しながら子どもの意見を尊重し進めていきます。

絵本や紙芝居の読み聞かせは、言葉の言い回しや表現方法などが、こども達の頭の中に記憶されていくことなので、保育士はただスラスラと読むのではなく、子供たちに伝わる話術と子どもたちを引きつける力が必要なんです。

子どもの脳を鍛えるためには「絵本読み聞かせ」はどんどんやった方が良いと思い毎日毎日取り組んでいました。

2.集中力がつく

本が好きな子は集中力があると言われます。実際そうです。

自由時間の時に、「これ読んで」と持ってくる子どもは、本が好きなんですね。

上記「語彙・言語能力の発達」の章で示している通り、会話しながら進めて行くので、集中力は高まりぱなっしです。

しかし、クラス皆んなの子どもに読んでやるときには、本が好きな子、じい~っと聞くことが嫌いな子どももいます。

子どもにとって絵本を1冊読んでもらうのは、大人が思うよりはるかに大変なことです。

じい~っと聞き入らなければならないので…

じい~っと聞きいるように、集中してもらうためには、読み聞かせする絵本や紙芝居を面白い、楽しいと感じてくれないと頭に入っていかないし、集中してくれません。

初めのうちは5分や10分で終わる本を選び、読み聞かせする前に「この本はこんな内容だよ。」と伝えておくと子どもたちは興味を示してくれます。

興味を示すことで、集中力も高まります。

「絵本を読んでくれる」という習慣を作ってしまうと、子どもの集中力は持続することになり、結果、長時間読み聞かせの絵本を楽しむことが出来るようになっていくのです。

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3.学習習慣が育つ

私は、保育園に勤めて3年が過ぎた時、「絵本の読み聞かせと学力との関係」というテーマの研修会にお母さんがたと参加しました。

その時まず最初に講師の先生が発された言葉は…

[テレビやDVDばかり見せてはいませんか?幼児期において絵本の読み聞かせは、いつから?なんてことはありません。」

「早い方がいいんです。とても重要時期です。今、活字離れが問題になっているので」と…。

子どもたちにとっては、活字に慣れ親しむ「環境」が必要で「決まった時間に絵本見る習慣が、子どもの学習習慣を育てる第一歩となるので、絵本を見る環境を作りましょう」という内容の研修会でした。

1日の半分を保育士と過ごす子どもたちにとって、絵本を見る環境作りは大切なことだと既に摂り入れている「絵本の読み聞かせ」です。

朝、昼、お迎えを待つ間の自由時間に摂り入れている「絵本の読み聞かせ」をやっていると、字が読めない子どもが、絵本の話を言葉に出して本をめくっている光景を見ることがあります。

このように、耳で聞いた言葉が無意識に言葉に出ているんですね。

絵本の読み聞かせで学んだ言葉や内容の理解力が、学習習慣に繋がって行くんです。

4.感受性が豊かになる

絵本を読んでもらうということは、絵本の中に描かれている内容を想像しなければいけませんよね。

子供たちは、なんどもなんども同じ絵本を読んでと手にしてきます。「この絵本は昨日読んだでしょう。」なんて決して言ってはいけません。

読んでほしいから、興味があるから読んで欲しいのです。

このようになんかいも読んでもらっている内に、自分の世界とは別世界の場所に飛び込んで楽しむことが出来るようになれるんですよ。

学生の時、教授から読み書かせの本を選ぶときには、教訓的で内容が「こうしなければいけないよ!」といった内容の絵本を選んではダメ。

「めでたし、めだたし」で終わる「あぁ面白かった、楽しかった」と子供たちがニッコリ出来るような本を選ぶことだと教えてもらっていました。

子どもたちにとって初めて出合う絵本が「めでたし、めでたし」で終わる絵本は、子どもたちも「あぁ良かった」言う思いをし、感受性が豊かになり本が好きになっていきます。

このように、物語の絵本から本が好きになることも多いですが。

保育室には…

  • 虫の図鑑
  • 植物の図鑑
  • 魚の図鑑
  • 車の図鑑
  • 星座の図鑑
  • 宇宙の図鑑

などを子供たちが手に届くところに置いているのでこの図鑑を手にして、「一緒に読んで…」と持ってくる子どもも多いんですね。

例えば昼間、車の図鑑を見たとしますね、お迎えがあり外に出ると、昼間図鑑で見た車が目の前を通っていると「あぁ同じ車だ」と実際に見ることになります。

図鑑は、こういった現実と結びつくことで、子どもの好奇心を満たすことにピッタリで、興味を持つとっかかりとして最適なんです。

5.人の気持ちがわかるようになる

絵本を読み聞かせしてもらうなかで、絵本に現れる登場人物の心理を読み取ることができれば、その本にどのようなことが書いてあるのかを知ることができているんです。

内容が理解できれば絵本が好きになり、集中して読み聞かせを聞けるようになります。

このようになったら、人の気持ちや共感する能力も高まります。

物語の場合、主人公をはじめいろいろな登場人物の行動を読み聞かせしてもらっていることから想像し、その人の気持ちに触れることになります。

こうすることで現実の世界でも相手の考えや気持ちを察する力が身についていくのです。

物語には、「人の気持ちが分かるようになる」童話は沢山あります。


5歳になると…

  • 赤ずきんちゃん
  • 花咲か爺
  • 一寸法師
  • ねむり姫
  • 小人のくつや
  • 織姫と彦星
  • うさぎとかめ
  • 泣いた赤鬼
  • 星の王子さま
  • ブレーメンの音楽隊
  • ヘンゼルとグレーテル
  • オオカミと七匹の子ヤギ

などの童話は、どれも主人公の気持ちを想像しその人の気持ちに触れることが出来ていました。

成長するにしたがって子どもも友だとの関係に悩むときがきます。

日頃から読書をして相手の気持ちを考える力が身についていれば、悩んだときに自分だけではなく、相手もいるんだと、相手の立場になって物事を考えられる子に育ってくれると私は思っています。

保育園では、保育士が子どもの発達・成長を後押しながら見守り、卒園後は小学生になり義務教育へと進んでいきます。

保育園の段階で本に触れ合い

  • 語彙・言語能力の発達
  • 集中力が育つ
  • 感受性が豊かになる
  • 人の気持ちがわかるようになる

と、この4つを学んだこども達が、1年生になり義務教育へとすすむと…ご安心ください。

そこには「学校図書館」があります

学校図書館は…

自由な読書活動の場として、学びの場として、子どもの育ちを支える重要な拠点です。

学校図書館は、子どもたちが、自由に好きな本を選び、静かに読みふける場を提供したり、子どもたちがおもしろいと思える本、それぞれの子どもたちにとってためになる本を紹介して、読書の楽しさを伝えたりできる、いちばん身近な「読書センター」です。

読書が好きな子ども、読書習慣のある子どものまわりには、読書の楽しさ、本のすばらしさを教える大人の存在があると言われます。

本の世界へ誘う案内役となる専門の職員がいることで、学校図書館は、より一層その機能を発揮することになっています。

専門的な知識・技能を持った「学校司書」やボランティアの力も上手く活用しながら、学校図書館の体制を整え、地域の実情に応じた取組を進めていくことは、今後ますます重要となるそうです。

この図書館で、子供たちは…

  • 国語力を身につける
  • 読解力を身につける
  • 想像力を身につける
  • 表現力を身につける
  • 本を読む習慣を身につける
  • 文字に触れる習慣を身につける

本と接することで、以上を身につけ本好きな子どもとして成長してくれるでしょう。

読み聞かせをはじめとした様々な読書活動や、図書の貸出、配架、館内の装飾などの図書館業務に、地域の方々がボランティアとして関わる取組も、各地で進んでいるそうです。子供たちにとってもお父さんお母さん方にとっても嬉しいことですね。

最後に

近頃本を読むことが少なっている管理人は、本の読み聞かせをしていた保育園の子供たちの笑顔が思い出されました。

子どもが大好きで、保育園で働きたいと保育の資格を取り進んだ道です。

「絵本の読み聞かせは早いほうがよい」いつからについて考えた時…

絵本を読んでもらう、絵本を見るこの2つは、耳と目で、面白い、嬉しいは心の感情で、脳に与える効果の大きさをこども達の行動から読み取ることが出来たことは、とっても嬉しいことでした。

保育園で絵本に親しむ基礎づくりをし、学校に進んだら、学校図書館で本と触れ合うことが出来ます。

素晴らしい環境の元で、素敵な本に出会って欲しいと思っています。

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