納豆の栄養とその効果!健康には欠かせない
2017/12/11
納豆大好きな管理人は、前回の記事で「納豆を毎日食べるのって効果的?長年食べ続けて気になった」のタイトルで記事を書いたのですね。
そうしたら、直ぐに友達から電話が…
- 納豆は毎日食べて大丈夫
- 毎日納豆はどれくらい食べればよいか
- 毎日納豆を食べることで期待される効果や体への影響
- 毎日食べることのデメリット
については、「分かったよ!ありがとう。」
でも…もう一つ「納豆の栄養とその効果」ついて知りたいと言うんですね。
その訳は、おばあちゃんが納豆はネバネバしているから嫌い、そして臭いも嫌いと言って食べられないそうです。
納豆は、体に良い食べ物なので、「おばあちゃんの健康のために是非好きになて欲しい」と言うんです。
その為には、友達が納豆の栄養とその効果を知り、その上でおばあちゃんに、「こんな効果があるんだよ!」と説明したいと言うんです。
自分で調べればいいのに…大家族の長男の家にお嫁に行っている彼女は、三度、三度(朝・昼・夜)の食事を作るのに、てんてこ舞いしているようです。
みかん農家の嫁なので。
それで、彼女の質問に応えたく調べることにしました。
彼女と同じく、納豆の栄養とその効果について知りたいあなたにもお届けします。一緒に見てみましょう。
まずはじめに、納豆の栄養についてお伝えします。
Contents
納豆の栄養は
「大豆は畑の肉」と言われているのは、ご存知ですよね。
それは蛋白質のアミノ酸の構成が動物性蛋白質と似ているのでからなのです。
その大豆を発酵させた納豆には、植物性タンパク質、カルシウム、鉄分、食物繊維、ビタミンBなどが豊富に含まれています。
特に蛋白質が多く含まれており、100グラム中に16~17%も含まれているんです。
この納豆菌(ナットウキナーゼ)は、稲ワラに多く棲みついている細菌で、ビタミンB2の含有量は煮大豆の10倍は超えると言われています。
納豆菌(ナットウキナーゼ)の力で、色々な酵素が作り出されるのです。
又、納豆の良質なタンパク質は、特定の消化酵素によってアミノ酸に分解され血や肉の原料になるんですね。
納豆のネバネバ主成分であるグルタミン酸ポリペピチドは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸や、糖質のフラクタンなどで構成されています。
アミノ酸は、うま味成分の本体のひとつで、納豆特有のうま味を感じるのは、納豆菌が作るグルタミン酸ポリペプチドの効果です。
また、納豆に含まれているアミノ酸の一種であるグルタミン酸には、脳の機能を向上させる働きがあるといわれています。
蛋白質、水溶性植物繊維、不溶性繊維、ビタミンB2、ビタミンE、ビタミンK2、チロリン、鉄分、カルシウム、アルギニン、トリプトファン、イソフラボノイド、サポニン、セレン、レシチン、リノール酸、納豆菌、シピコリン酸、プロテマーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、ナットウキナーゼ
が含まれています。
納豆の栄養についてお分かりいただけましたか?次に、納豆の効果についてシエアしますので、納豆の効果について知りたい方はジックリと見ていきましょう。
納豆の効果は
納豆の効果は
- 美白効果
- スタミナUP効果
- 骨を丈夫にする効果
- 悪酔いを防く効果
- 肩こりや疲労を取り除いてくれる効果
- たばこやアルコールの害から体をまもる効果
- 夏バテ予防効果
- 頭がよくなる効果
- 整腸作用効果
- 老化防止効果
- 血液サラサラ効果(ナットウキナーゼ効果
以上が挙げられています。一つひとつの効果について、説明しますね。
納豆に多くふくまれる、ビタミンB群(B1,B2,B12)の効果により肌が美しく(美肌効果)があると言われています。
ビタミンB群には、女性を健康な体につくり上げたうえに、魅力ある色白美人に変えてしまう、さまざまな働きがあるそうですよ。
それ以外にも、納豆にはビタミンEも多く含まれていて、これが末梢の血管まで血行を促進してくれるので、健康的な肌になります。
さらにビタミンEは、女性ホルモンの分泌をスムーズにして、美白、美容効果をあげてくれます。
女性にとって、嬉しいことばかりですね。
納豆には、アミノ酸化された蛋白質やビタミン群が含まれていて、その結果スタミナ強化に役立ち仕事や勉強の持続力が増します。

そのため仕事を継続していても疲労をあまり感じないのです。
又、納豆には、ナットウキナーゼをはじめとする様々な酵素が含まれていて、その中のプロテアーゼは、蛋白質を効率よく分解し、アミノ酸を生み出します。
うま味をつくり出すグルタミン酸も、そのひとつです。プロテアーゼには、血圧を上げる酵素を抑制する働きがあり、血圧降下剤にも使われています。
大豆は、きな粉などとともにカルシウムが豊富で、100g中におよそ240㎎のカルシウムが含まれています。
しかし、カルシウムは、吸収がよくないのです。その点、納豆には消化のよい蛋白質がたっぷり含まれているので、それがカルシウムの消化吸収をも助けてくれるのです。
それで、納豆の好きな子どもは骨が太く、体形もがっちりしています。
また、高齢者に多い骨そしょう症を防ぐためにも、カルシウムは積極的に摂取すべきです。
とくに閉経後の女性などは、納豆をたくさん食べて、骨を丈夫にするといいでしょう。
納豆のネバネバをムチンといいます。このムチンが悪酔いを防いでくれる貴重な物質になのです。
つまり、ムチンが、薄く膜を張るように胃壁をカバーして、胃が直接アルコールを吸収する前にムチンが吸収してくれます。
もちろんそのアルコールも、ムチン自体の分解とともに、やがては胃に吸収されていきます。それがゆっくりと吸収されるために悪酔いしないんですね。
また、納豆には、良質のたんぱく質とビタミン類もたっぷり含まれているので、肝機能をアップさせる効果もあります。
肩こりは、筋肉に毒された乳酸などが分解されて起こる一種の血行障害です。

納豆に含まれるサポニンには血管を丈夫にして血行をよくする働きがあるので、肩こりや疲労を取り除いてくれます。
納豆に多く含まれるビタミンB2は、肝臓の解毒作用の機能をアップさせ、たばこやアルコールの害から体をまもってくれます。

納豆は、良質のたんばく質を多く含み、スタミナ強化には申し分のない食べ物です。
さらに豊富などタミンB群が暑さからくる体力の低下を守り、レシチンやミネラルが弱った体にパワーを植えつけ、リフレッシュしてくれます。
納豆は、夏バテ防止には不可欠な食品です。
脳の細胞が活発に働くことによって、記憶力や思考力がUPします。
納豆には脳の細胞を活性化するために必要なレシチンのほかに、神経伝達物質のアスパラギン酸、グルタミン酸など、アミノ酸を大量に含んでいます。
特にレシチンは、記憶力を高める作用があり、短期的な記憶力には効果があります。
脳は、ニューロンとよばれる神経細胞の集まりです。このニューロンは、脳のなかに複雑なネットワークをはりめぐらせています。
このニューロン同士が接合する部分のシナプスはCDのように情報を蓄積したり、送り出したり、神経回路のスイッチの役目をしています。
このシナプスの活発度で記憶の容量に違いが出てきます。レシチンは、このシナプスで分泌される神経伝達物質の合成に重要な役割を担っているのです。
このような作用は納豆だけでなく、大豆にも同様の効能が認められ、このレシチンが脳細胞を活性化するので、頭が良くなると言われています。
人間の腸内には約100種類、100兆個の腸内細菌が住んでいると言われています。
これらの腸内細菌は、腸内菌叢(ちょうないさいきんそう)と呼ばれ、そこにはヒトの健康によい働きをする有益菌と、悪い働きをする有害菌が群がっているのです。
健康な人には有益菌が多い状態で一定のバランスが保たれていますが、食事や環境の急変などで有害菌が増え、腸内菌叢が乱されると、下痢や便秘などの消化整腸作用も乱れてきます。
納豆はこれらの原因となる有害菌を抑え、便通異常を改善する働きをするのです。
納豆菌は、腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)の働きを活気づけ、整腸作用との相乗効果で、腸内をきれいに掃除してくれる働きがあります。
納豆菌による整腸効果と繊維質の働きで、納豆を食べていれば、腸はいつもきれいで便秘もなく、若々しい体が保てます。
腸の中が健康で正常な働きがなされていれば、消化吸収の作用もスムーズに行われるため、老化防止の効果もあります。
ナットウキナーゼには血栓除去作用があり、血液サラサラになります。
これまでお伝えしている、納豆の栄養、納豆の効果は、私達の健康には欠かせない食べ物ということが分かりましたね。
そこで、健康効果についても調べました。健康にどんな効果があるかご覧ください。
納豆の健康効果は
納豆は、人体に不可欠な必須アミノ酸群をバランス良く含んでおり、ビタミンB2・E・Kなどのビタミン群、カリウム・亜鉛・カルシウム・鉄などのミネラル成分、食物繊維など栄養素が豊富です。
納豆とその原料である大豆独自の栄養成分は、健康に高い効果をもたらしす。
納豆のききめは、栄養的に素晴らしさだけでなく納豆菌自体の優れた作用に負うところが大きく、納豆には1gに10億個以上という納豆菌がいます。
納豆菌は胃酸に耐えて腸にたどりつき、善玉菌の増殖を助けて整腸作用を発揮し、便通を改善してくれます。
又、悪玉菌がつくる腐敗産物の生成を減らし、有害物質を吸着して排泄を促すことから肝臓の負担を軽くし、肌や各組織にもよい影響を与えてくれます。
納豆菌がつくる酵素のひとつにナットウキナーゼという酵素が近年話題になっています。
このナットウキナーゼは、数ある食材の中でも納豆だけが含む酵素で、血液を固まりにくくし血液の流れをサラサラにし、脳卒中や心筋梗塞、動脈効果など生活習慣病(成人病)予防に役立つんです。
また、納豆や大豆に含まれるフラボノイドの一種であるイソフラボンは、更年期の、特に女性ホルモンに働きかけ、骨粗鬆症の予防や美肌・美白の効果があるとして近年注目されている成分です。
納豆の健康効果を挙げると、疲労回復、整腸作用、便通促進、滋養強壮、コレステロールの代謝 を促す、免疫力アップ効果、活性酸素の働きを抑え体の老化やがんを防ぐ、肌や皮膚を若々しく保つ、などがあると言われています。
最後に
納豆の栄養と効果について、お伝えしました。
友達が、「納豆の栄養と効果」について学び、おばあちゃんに、上手に伝え、おばあちゃんが納豆好きになってくれたらいいなぁと思っています。
あなたにも納豆の栄養と効果伝わりましたでしょうか?
私の場合、納豆は、体に良い食べ物、畑の肉と言われている食べ物であることから、小さい頃から両親に、食べさせられていた納豆の効果は知らぬ間に管理人の体にその効果が宿っているのでした。
その証拠には、76歳の今日まで、元気に過ごすことが出来ていることです。
糖尿病には罹患していますが、糖尿病も主治医と管理栄養士の指導の元に「食事と運動」を守っていれば、血糖値もA1Cも範囲内で、合併症を心配することはありません。
この記事の終わりに、納豆を食べることが習慣になっている自分自信に、食べ続けていて良かった!と嬉しい思いをしている管理人です。
76歳まで、元気で過ごしているのも納豆のお陰だ!成長期に手作りの納豆を食べさせてくれていた両親に感謝です。