金魚の病気!白点病って大問題!?
2015/05/27
玄関先で「行ってきます!ただいま!」の声?音?に元気よく、
尾っぽを振って見送り、迎えてくれる3匹の金魚さん!
ひとり暮らしの我が家の一員です。
その金魚さんの1匹の動きに…?おや?元気がない!と朝から気づいたのですが
「時間がない!電車に乗り遅れる」の気持を優先し、そのまま出かけてしまいました。
「ただいま」と帰ったその日の夕方金魚の尾っぽに、なにこれ!
白い点・点がついているのです…。
まさかとは思いましたが、白点病です。
日頃から金魚の動きは、十分観察するように心がけていたのですが大失敗でした。
こんな経験を持つ私が「金魚の病気白点病!」についてお伝えします。
つい失敗したでは許されませんよね。
白点病について一緒に見て行きましょう。
白点病の症状と原因は?
病原体の感染の原因は汚染された魚や水からだと言われています。自然な状態にも病原体はいるので空気中も水中でも変わりなく、金魚がかかる病気で一番多い病気が白点病といわれています。
この病気の生体は、イクチオフチリウスと呼ばれる病原虫が金魚の体に寄生するため引き起こる病気で、この病気にかかると金魚は体を底砂や石などに擦り付ける行動を初めます。
人間に例えるならば、蚊に刺されると痒くなるでしょう。刺されて痒くなると私達は手でかくか、手が届かない背中に刺された時などは、柱に背中をくっつけて痒い部分をこすりつけて掻いていますよね。イクチオフチリウスは蚊と同じ働きをするんだと、私は思っています。
こう考えると金魚の体に発生した病原虫、白点病のことが理解できませんか?
寄生虫が金魚の体内で動きまわるために、この動きが原因で金魚の体が傷つき、そこへ病原虫が侵入するのです。
体内に侵入した寄生虫は、エラに寄生し、そこで繁殖することでエラの働きが低下しはじめ、だんだんと酸素を取り込む力が弱くなり金魚は死んでしまうことになります。
それでは、病原虫が金魚の体内に入り込まないような対策をしなければいけません。
対策について私がやったことを一緒にごらんください。
白点病対策
白点病の原因は水槽の中に病原虫が増えるのが原因でしたね。
このことについては、お分かりですよね。そこで注意しなければいけないことは
発症した金魚の手当だけでなく、水槽全体の手当をすることです。
まず始めにやることは、白点病によって死んだ金魚には多くの病原虫が寄生しているので
直ぐに、その病原虫を取り除かねばなりません。
- 「グリーンFゴールド」
- 「メチレンブルー」
- 「アマゾングリーン」
などの殺菌を中心にした治療薬があります。
この治療薬には塩分が含まれているものがあるので、水草の入っている水槽に入れると水草が枯れることがあります。水草が入っている水槽に使う場合には、水草を取り除いてから治療薬を添加することをお勧めします。
一度私が失敗しているので….。それで、この時私が学んだ「初期治療法塩浴の仕方」についてお伝えします。
現在では先に病薬名を紹介している金魚の病薬が販売されていますが、金魚の病薬が無い昔は塩を使っていたんですね。どんな病気にも効くということではありませんが、金魚の元気が無い時や水を換える時に予防代わりに行うと良いです。
金魚の病気塩浴の仕方
現在でも金魚飼育者の方は、金魚の健康管理や治療に「塩浴」を行っています。
塩は、食塩よりも、岩塩の方が効果は高いので岩塩をお選びください。
注意点は濃度です。濃度が高過ぎると逆に金魚に負荷を与えることになり金魚の元気がなくなる恐れがあるので、濃度には、十分注意して行ってください。
濃度は水1リットルに対して、岩塩は10グラムで1%になります。
測って見ると判りますがかなりの量の塩になるので驚かないでこの量はまもってくださいね。水に溶け込む様によく混ぜてください。
金魚の病気塩浴の仕方(順序)をまとめますね。
- 岩塩浴用の水槽に水をいれる
- 水容量に合わせて岩塩を計算する
- 岩塩を水に入れて、よくかき混ぜる
- 病気の金魚を入れて1時間泳がせる
- 1時間後、金魚を元の水槽に戻す
この順序をお守りください。
薬剤は、規定量を添加した場合にはその効果は5日前後は持ちます。
早期発見できた場合には、発症した金魚だけを水槽で薬浴させ、発症していない金魚が入っているメインの水槽は、27~30度の温水にしておけば病原虫の増殖を防ぐことができます。
白点病の早期発見ができた場合には、是非このようにやってくださいね。
寄生した金魚を守るためには、病原虫に体液を吸い取られて体力が消耗しているので、治療する場合は、十分にエサを与えて体力を付けてやるようにしてください。
治療の仕方について、いろいろと伝えましたが、白点病になってから「ああすればよかった!」などと反省することがおおいので「予防」ついて最後にお伝えします。しっかりと心に留めてください。
白点病の予防について
白点病が発症するのは、イクチオフチリオスが金魚に寄生するためですが、自然に発生する
バクテリアのように空気中から伝わる場合があることは、前にお伝えしていますね。
それで、元気に泳いでいる金魚の中に、外から買ってきた金魚を入れることが白点病の原因になることはお分かりですよね。
第一の予防として
新しい金魚を買って来た時には、その金魚が元気そうでも直ぐにメインの水槽に入れてはダメですよ。
別に小型の水槽を用意して数日間様子を見てこれで大丈夫と思われてから入れるようにしてください。
第二の予防として
水温が不安定な状態が続くのも病原虫を繁殖させる原因になります。水温には常に気配りが必要です。特に金魚の入れ替えなどで、水温の違う水槽などにいれると発症する可能性があるので、このような時には、新しい金魚を入れる時と同じように慎重に水合わせするようにしてください。水槽の水質を守るためには、こまめな水換えを定期的にすることです。
白点病初期に現れる症状
金魚が調子を落とした時現れる症状があるので紹介します。
これらの症状が現れた場合には病気を疑い「塩浴や薬浴」治療を行いましょう。
普段から以上の点を視点に、よく観察する習慣を身につけるようにしてください。
最後に…。
白点病について、私の経験からいろいろとお伝えしました。
お伝えしながら私が失敗して可愛がっていた金魚の命を落としてしまったことが
昨日のように思い出されました。
悲しい、悲しい出来事でした。
命ある動物を癒やしのために飼っている私達人間は、飼っている動物の
生体のこと、飼い方を十分勉強して飼わなければいけない!と反省しています。
あなたも私のように悲しい目に合われないように毎日金魚に語りかけ
健康状態をあなたの目で確認し、金魚さんと楽しい毎日をお送りください。
私のような失敗をなさらないことを祈っています。