血糖値はストレスで上がる!私に主治医が言われたこと!
2017/04/12
こんにちは76歳老人、糖尿病患者である私は、平成29年3月31日で54年間のサラリーマン生活に終止符を打ちました。
やっと仕事を辞めることが出来たので、4月3日に仕事を辞めた報告のため通院しました。
何時も主治医から褒められることの多い私ですが、今回の通院での検査の結果がとっても悪かったのです。私自身がびっくりするほど…
それで今回は何故こんなに検査結果が悪かったのか? ここ1,2ヶ月の生活を振り返りながら血糖値はストレスで上がるこのことについて、私と同じく糖尿病治療中の皆さんに私の反省の意味も含めてお届け致します。
私は糖尿病治療は、食事と運動にあると自分に言い聞かせ、徹底して守っていたのですが、糖尿病の治療は食事と運動だけではなかったのです。
私は2型糖尿病です。糖尿病と診断受けた時に主治医から説明受けていることは
インスリンが正常に働いていれば、血管内のブドウ糖は適切に肝臓や筋肉で処理されるので、どれだけ食べても、それに見合う分のインスリンが出て働くので、血糖値は範囲内に保たれます。
しかし、インスリンが正常に働かなくなると、血管内にブドウ糖が残ったままになり、食後に高血糖となります。
この状態が続くとやがて糖尿病になります。
貴方の場合は、この状態が続いているんですねと…
以上のような説明を受けていたのです。
治療をはじめて今年で12年目になります。こんな私が、ストレスによる血糖値の乱れを今回指摘されるとは…?
大変良い勉強になったので、主治医が私のここ1,2ヶ月の生活ふりを問診されながら、原因を追求された過程をこれからお伝えしていきます。
貴方の生活と見比べながら見ていってくださいね。
Contents
生活週間の乱れがインスリンの働きを弱める原因になります。
問診内容は…
以上4つの問診がありました。主治医と患者である私の会話をお聞きください。
1.食事について
食べ過ぎによるエネルギーの摂取は、中性脂肪として、脂肪細胞に蓄えられ、結果的には体重増加に繋がりますが、今日の検査では体重増加は、+600mgですね。これくらいは良いでしょう。
3月いっぱいで退職することにより引き継ぎのための準備や、平成28年度の収支決算の〆など両方一緒にやることになり、バタバタの生活が続きました。
夜遅く帰りそれからの食事が、手作りでなく買って食べることも続いていました。
だったら脂肪の摂り過ぎは考えられますが、貴方の場合これまでの治療から、コンビニ弁当も残して食べることが出来ているので、心配ないですね。
塩分の摂り過ぎにも気をつけて食べられていると思うので…
野菜の摂取不足は考えられませんか?
先生や管理栄養士さんから口酸っぱく「脂っこいものを好んで食べる習慣は、体内脂肪を増やして、肥満や高血糖、の原因になる」と指導受けているので、お弁当も脂肪には気をつけて選んでいました。
塩分についても気をつけています。
野菜の摂取不足については…
野菜は生野菜と温野菜を交互に食べています。何時も冷蔵庫に用意していますので野菜不足は考えられないと思います。
2. 運動について
通勤時には、途中で電車を降り、毎朝3,500歩、帰りは、事務所から途中まで歩き、途中で電車に乗り、5,000歩近く歩いています。
1日1万歩近くは歩いています。残業した時も歩いていました。
もう一つ睡眠時間は守れていますか?
睡眠不足になるとインスリンの分泌がおかしくなり、インスリンの働きも低下することが分かっているのです。
3. 睡眠不足について
私は睡眠時間が1日4時間の短眠で、朝はスッキリと目覚めることが出来るので、睡眠時間は守れています。
睡眠時間は守れているのですが仕事のことがいっぱいで、3月31日が近づくに連れ頭がパンクしそうでした。
3月29日に計画していた仕事の段取りが終わったときには、一人でバンザイをしました。
3月30日に理事会も終わり、理事の皆さんに退職の挨拶が出来たことに…。
「立つ鳥跡を濁さず」の諺 が守れたと思っています。
4. ストレスについて
今回貴方の血糖値が上がっているのは…
仕事から来たストレスです。一人で事務所を任せられていて、大変でしたね。ご苦労様でした。
これから、血糖値はストレスで上がることについて説明しますので、糖尿病治療にはストレスが関係することを貴方の周りの患者さんに伝えてあげてください。
ストレスが血糖値を上げるホルモンを増やします。
貴方のように、仕事のストレスが多い女性は、そうでない女性に比べ、2型糖尿病を発症するリスクが2倍に上昇するという結果が報告されています。
ストレスが加わると、それに反応してさまざまなホルモンが分泌されます。
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけですが、それ以外には血糖値を上昇させるホルモンは多いんですよ。
ストレスを感じると交感神経が活発になり、血糖を上昇させるグルカゴンやアドレナリン、甲状腺ホルモンなどが働き、血糖値が上昇しやすくなります。
このように、ストレスが血糖値を上昇させるホルモンを増やすことから、ストレスに対する対処法を知ることが大切なんですと説明いたので貴方にも参考になると思います。一緒に見て行きましょう。
ストレスに対する対処法を知ることが大切です。
貴方の場合、初期の段階なので、気づいてはいないようでしたが…
ストレスが加わることで、精神状態が悪化し、不安が増し気が滅入ってきて、過食や飲酒が増えがちになります。
そうなるとストレスがさらに増し、血糖値が上昇するという悪循環に陥ってしまうのです。
初期の段階で通院されて良かったです。
ストレスが原因となる血糖値の上昇を防ぐには、ストレスに対する対処法を学ぶ必要があります。
血糖値の上昇を防ぐためのストレス対処法は
以上5つを試みられてください。
ストレス対処は、ストレスの原因を明らかにしたり、ストレス反応をやわらげるためのものです。
貴方の場合、仕事から開放されているので、休養をとること、環境を変えることは既に出来ていますね。本当に早くて良かったです。
これから、趣味や娯楽に楽しみ、これまでのように食事と運動に励んでください。
何歳になっても元気で過ごすことが大事なことですから…
不安を感じること自体は誰もがもっている正常な反応で、環境から身を守るための防衛反応です。
そのため不安を感じているときは、早急な解決を考えずゆっくりと対処するようにしましょうと、血糖値はストレスで上がることについて丁寧に説明頂きました。
最後に
仕事を辞めた報告のために通院した時、血糖値の検査結果が毎回と違って非常に高かったのです。
糖尿病の治療は、運動と食事と思っている私は、食べたら歩く、食べ過ぎたら歩くを今日も明日もと真面目に行っているのです。
それが、平常の血糖値は何時も100未満なのに、今回の検査が120だったんです。なので主治医も私もこの数字に驚かれたのです。
お伝えしていませんでした。2型糖尿病の私は、「ナテグリニド90mgとセイブル25mg」を毎食前に服用しています。
このようなことから、主治医の問診が始まったのです。
このような経験をした私は、ストレスから血糖値が上がるなんてはじめてのことだったので、糖尿病治療中のあなたにお知らせしなければと記事にしました。
既にご存じの方もおられるとは思いますが…
周りの友は、糖尿病は治る病気と思っている人もいますが、治る病気ではありませんよね。油断大敵な病気と私は思っています。
それで私は上手く付き合うようにしています。糖尿病治療中の皆さん上手く付き合いながら元気で過ごしましょう。