部屋のカビ対策は!発生する条件と原因を知ることで解決するよ
2017/06/05
こんにちは77歳老人です。平成29年5月28日で77歳になりました。
77歳になってもこれまで歩んできた生活の経験から、お役立情報をお届けしますので、お付き合いくださいね。よろしくお願い致します。
前回の記事で「お風呂マットのカビ対策」についてお届けしていますが、カビはお風呂だけでな無いですよね。
みなさんが知りたいのは、部屋全体だと思うので、今回は部屋のカビ対策についてお伝えしたいと思います。
部屋のカビ対策についてお悩みの方は是非最後まで見ていってくださいね。
ここで、管理人からお知らせしたいことがあります。
それは対策を知る前にカビが発生する条件と原因を知ることです。
20代の頃、カビが発生する条件と原因についての知識がなかった管理人は、発生したカビはどのようにしたら消す事が出来るかと、対策にばかり力を入れていました。
カビの掃除に明け暮れていた管理人はある時気付いたんですね。それは発生する条件と原因を知ることだと。この2つを知ってから、部屋からカビが消えていったんです。
こんな気持ちで「カビが発生する条件と原因」についてこれからお届けしていきますので一緒に見ていきましょう♪
部屋のカビを防ぐには始めに発生する条件と原因を知ること
カビを防ぐためにはまずカビの発生条件と原因を知ることです。まずカビが発生する条件を知ることで貴方のカビ対策に繋がります。
貴方はカビは梅雨の時期から注意すれば良いと思ってはいませんか?
私の経験から実はそうではないんですよ!
私達が春の気温は清々しく過ごしやすいように、カビにとっても空気中には何時も一定の量の湿度があるので過ごしやすいのです。
カビは、一年中発生する条件が整っていることを知っていてくださいね。
早速カビが発生する条件について見ていきましょう。
カビが発生する条件は
温度・湿度・空気(酸素)・養分が関係すると言われています。
- 温度
- 湿度
- 空気(酸素)
- 養分
この条件が整った時カビは発生するんです。この条件のひとつ一つについて説明しますね。
カビにとって20~30℃が快適な住みやすい場所です。25℃前後で活発に発生します。
しかし30℃以上になるとカビの発生は衰え始め36℃以上ではカビの発生は殆ど止まります。私達人間にとっても室内が36℃以上では生活出来ますんよね。
2.湿度
空気中の水分が多いほどカビは発生します。
カビには酸素が不可欠です。カビの菌糸や胞子が素材の表面に生えるには酸素が必要です。
菌糸を素材内部に伸ばすのは栄養を得るためです。
3. 空気(酸素)
カビが生きていく上では酸素が必要です。
カビの生息条件は、人間の生息条件と似ていて、人間が暮らしやすくなればなるほど、カビも暮らしやすくなり、カビが繁殖することに繋がります。
現在のような機密住宅では、昔の風通しの良い住宅に比べ、カビは爆発的に増えているんですよ。
健康を考えるならば、昔の風通しがよい住宅の方がカビ対策にとって必要条件と言えると私は思います。
4. 養分
カビの養分になるものは、たんぱく質、炭水化物、アミノ酸、脂肪、無機塩類などでできています。
これらの物質となる栄養物を外から自力で摂取しなければなりません。また植物に属しても光合成はできませんので、有機物質を必要とします。但しビタミン類は自力で合成できます。
上記の条件にならない環境を作るだけでも、カビ対策に効果が持てます。
続いてカビの原因について説明しますね。
カビはどのようにして増えるのでしょう
カビがいるかどうか、私達の目で発見するのはとても難しいです。
それは、カビの菌糸は無色なので成長初期や胞子を形成する前の菌糸は私達の目では見つからないのですね。
緑色や黒のカビは、胞子が十分に育った後にカビが色素を出すために、私達は気づくことが出来るんですよ。
気づくことができたこの段階になったカビは、家中に胞子をばら撒いていることになっているんです。(;_;)/~~~
このようにカビは成長します。
それで、成長する原因について調べました。
カビが成長する原因は
カビは家の中に適度な水分(水蒸気)と温度があれば発芽しカビは菌糸をつけます。そして周りに少しでも栄養源であるホコリが飛び散っていればホコリに絡み成長を続けます。
このようにして発生したカビは、室内の環境が同じ条件であれば増加を続けていくんですね。
カビ発生の原因お分かりになりましたか?
原因を作らないためには、繰り返しになりますが「家の中に適度な水分(水蒸気)と温度があれば発芽するので」家の中の換気に気をつけるこの一言に尽きますね。
カビが成長する原因についてお知らせしていますが、家の構造も変わり新建材の家屋が多くなっているため下記のことが考えられます。
一緒に見ていきましょう。
カビは乾いたところにも発生する
カビ発生の原因は湿度だけではないんですよ。乾いた所を好み乾いたところで発生するカビもいます。
建材、コンクリート
クロス、カーペット、畳
プラスチック、家具
布、皮などで作られているもの、衣類など
⇑こんなところに発生します。
日当たりの悪い場所にカビが発生するのは分かりきったことですが、新建材での家屋が多くなった今、湿度が高い所だけでなく、乾いた所を好むカビが増えているんですよ。
窓ガラスにまで取り付いて繁殖するカビもいるんですから。
このようにどんな場所でも「温度・湿度・酸素・養分」があればカビは繁殖します。
カビの繁殖を防ぐには、除カビ・防カビ剤でこまめな掃除に心がけること。そしてカビの繁殖を防ぐために、カビ対策をすることです。
繁殖が進む前にカビ対策に取り組むことで、カビの繁殖は防止できます。
次に家の中にカビを作らないためにはどうすれば良いか、心構えについてお伝えします。私が何時も気に留めていることです。
家の中のカビ対策は
気密性の高い住宅は、カビにとって住みやすいものです。
放っておけば一年中家の中でカビは繁殖してしまいます。家の中にカビを作らないためには、家の中の風通しを良くして家の中を乾かすことです。
カビは空気中の水蒸気を使って繁殖するのではなく、物体の表面についた水分を使って繁殖します。
風通しを良くし表面の水分を乾かすことでカビ対策になるんですよ。
カビ対策に心がけることについて貴方がやるべきことをお伝えしますね。
カビを防ぐ家の整え方
- 換気扇だけに頼らず1日3~4時間は窓を開け換気する
- 家具と壁の間を風が通るように少々開けておく
- 帰宅後は窓を開け換気する習慣をつける
次はカビを防ぐ家の環境作りについてお伝えします。
カビを除去しカビを発生させない家の環境づくり
- 結露を防ぐ
- 風通しを良くする
- 換気に気をつける
以上です。簡単な用で守られないんですよね。気をつけてくださいね。
カビを防ぐための家の整え方・環境づくりについてはお分かり頂いたと思うので、環境づくりに役立つサーキュレーターを紹介します。
扇風機やサーキュレーターを結露のひどい窓の前に置き窓の付近で空気が停滞しないようにします。
窓で空気が冷やされてしまう前に窓付近の空気を入れ替える作戦です。
結露防止効果と共に空気を部屋全体に行き渡らせる効果も期待できます。
カビ対策で最も手こずるのは浴室やキッチン、トイレなどの水回りでしょう。浴室やトイレなどは窓がない場合が多いため換気扇を回すなどして空気を循環させるようにします。
浴室に換気扇がない場合は入浴後にサーキュレーターを回しておくことで自然乾燥よりも短時間で天井を乾かすことができます。
楽天で販売されているサーキュレーターです。商品は沢山あります。家庭に一個あればカビ対策と雨が続く日の洗濯物の乾燥にお役立つと思います。
私はこれを求めて忘れていた洋服を、夜に洗濯出来るようになりました。
次にカビ対策について管理人がやっている対策をお知らせします。
細かい場所の対策についても見ていこう
カビが発生した場合は、防カビ剤を使用して対処しなければなりません。
防黴剤(ぼうばいざい/ぼうかびざい)とは、カビの発生または増殖を防ぎ、あるいは除去するための薬剤。 普通は工業用途、食品用途(食品添加物、ポストハーベスト農薬も含む)あるいは飼料添加物に用いるものを指す。 工業用途では「ぼうばいざい」、食品用途では「防かび剤」「かび防止剤」などと呼ぶ場合が多いが、特に決まりはない。
防黴剤 – Wikipedia
発生する場所別に処理方法をお伝えします。
- 畳
- ジュータン
- 壁面
- 木部
- 水回り
- 洗濯槽クリーニングの仕方
- お風呂
- エアコン
- キッチン・シンク回り
- タンス・クロゼット・衣類
- 下駄箱・靴
上記11のカテゴリーに分けて、場所別の対処法について説明していきますね。
始めに畳の対処法をご覧ください。
1.畳
畳表面のカビは、消毒用アルコール(70%アルコール)か5%次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターも可)を布やスポンジにしみ込ませテ、カビの胞子が拡散しないようにゆっくり拭き取ります。
その後水で洗った雑巾を固く絞り、畳表面の残留薬を拭き取ります。
余計な水分が畳に残るとダニが繁殖するので除湿機か扇風機、サーキュレーター(下記に紹介します)を使用して十分乾燥させます。
畳の次はジュータンです。
2.ジュータン
敷き詰めのジュータンは、始めに掃除機でほこりを取りましょう。その後軽くアルコールで拭いて日光に干すか洗濯をして加熱乾燥します。
こんな時のジュウタン乾燥には、サーキュレーターもお役に立つでしょう。
直張りのジュータンは剥がしてから軽くアルコールで拭いて日光に干すか十分加熱し乾かしてください。
次は壁面になります。
3. 壁面
新建材による壁面は、普通下地に石膏ボードやベニ板などの合板を使用し、その上に各種クロス張り仕上げてあります。
ビニールクロスを使用した壁の表面に発生したカビは、漂白剤や7%薄めたアルコールでカビを拭き取ります。
布や紙のクロスが使用されている場合は、表面のクロスを剥がし(胞子が飛び散らないように気をつけて)下地部分のカビをアルコールで除去してから防カビ用接着剤を用いて新しいクロスに張り替えます。
木には目に見えないカビが内部にしみ込んでいるので、しっかり対処法を学んでください。
4. 木部
木部表面のカビは漂白剤やアルコールで拭けばカビの除去は出来ます。内部までカビがしみ込んでいる場合は漂白剤の濃度を高くして布にしみ込ませ木に1時間ぐらい貼り付けて置きます。
その後アルコールで表面をきれいに拭き取ります。多少のシミが残ることもあります。
お風呂場床のタイルや浴槽のカビのとり方です。
5. 水回り(お風呂のタイル・浴槽)
タイルの目地や浴槽のカビは漂白剤で除去出来ます。水で薄めた漂白剤を布やスポンジにしみ込ませてカビの発生部分に塗ります。
しばらくするとカビの汚れが消えていくので拭き取ってカビを除去します。
汚れが落ちにくい時はタワシや使い古しの歯ブラシでこするとよく取れます。
但し金物のタワシや金ブラシは目地や素地を痛めるので使用しないでください。
洗濯機の洗濯槽です。漂白剤の使い方を学んでください。
6. 洗濯槽クリーニングの仕方
洗濯層のクリーニングの仕方について説明します。順番に行ってくださいね。
◆用意するもの…
① 酸素系漂白剤:粉末500Glam以上 液体の場合は:500ml~1,000ml
※必ず酸素系漂白剤を使用する。
② ゴミすくいネット:浮いた汚れをすくう
③ お湯:お風呂の」残り湯でOK(洗濯槽いっぱい分)
◆クリーニングの手順…
① 洗濯機に50度位のお湯を洗濯機の高水位まで入れる
② 酸素系漂白剤500g~1kgたっぷり入れる
③ 洗だけコースで3~5分スイッチを入れ回す。
④ これを2~3回繰り返し一晩置く
⑤ 一晩おいてもう一度だけ「洗だけコースで3~5分スイッチを入れ回す。」
この時脱水までやると、洗濯槽の裏側にこびりついていた黒カビが剥がれ安くなります。
⑥ 洗濯槽にきれいな水を入れ,荒い、すすぎ、排水、脱水、と一連の洗濯コースを水のまま行ないます。
これで洗濯槽は見違えるようにきれいになります。
一番カビが発生しやすいお風呂です。私は毎日こうやってカビ対策に取り組んでいます。
7. お風呂
お風呂場は一年中湿気が多くカビが最も発生しやすい場所です。なので、お風呂を出る前に壁や浴槽などについた垢や石鹸カスを洗い流しましよう。
洗い流す場合は、始めはお湯できれいに落とし、その後冷水で流し、最後に壁や浴槽内周り床を水滴がないように拭き取ります
乾いている状態でアルコールで壁や床をアルコールで消毒するのも効果的です。換気扇を回すことも忘れないでくださいね。
夏に冬に長い時間お世話になるエアコンです。
8. エアコン
エアコンの内部は湿気が多くカビが発生する場所です。私は、買うときに電器屋さんに掃除の仕方を学びます。
学んだ通り開けて外してと順番に行っています。風が出るのでカビがついていたら、カビをばらまくことになるのが心配で、エアコンの掃除には気がぬけません。
週に1回はフイルターの掃除とアルコールでの消毒をオススメします。
次はみなさんが一番気になるキッチンです。ここのカビ対策は100%頑張っておられると思います。病気と隣合わせになる場所なので、頑張ってカビ対策は行ないましょうね。
9. キッチン・シンク回り
お風呂と同じくらい水気を使うのがキッチンです。食べ物がある場所なのでカビ対策はしっかり行いたいものです。
食器洗や野菜を着る時などの水の飛び散りはカビの原因になります。水仕事の後は乾拭きをこまめにしてアルコールをスプレーするなどして防カビを行ないましょう。
食品の欠片や洗剤の泡、石鹸の欠片もカビの大好物です。周りに散った物はすぐに拭き取り、清潔を保つようにするとカビの発生は防げます。
又、シンクの下の収納スペース注意ポイントです。温度と湿度がカビにとっては繁殖にもってこいの環境なので、締め切ったままにせず、こまめに空気を入れ替えて除湿剤を置くなどの対策がオススメです。
タンス・クロゼットです。ここは大丈夫かなぁ…私の場合しまった!ということはありません。
10. タンス・クロゼット・衣類
◇押入れ内部の通気をよくする
押し入れの下の段は、湿気が溜まりやすいので、スノコ置くなど通気に配慮しましょう。
上段も物を詰め込まないように通気を確保。8割程度を目安にし、ゆとりを持って収納すること。時々エアコンのドライと扇風機で風を入れると効果的です。
◇上段と下段収納するものを分別
水分は下方に溜まります。湿気を吸いやすい物や湿気に弱い素材(シルク・革製品)は上段に収納し、綿や麻などの比較的湿気が強い物を下段に収納するといった適切な場所に収納しましょう。
◇湿気対策を
押入れ内部の側面全体に除湿シートを張る、除湿剤を置くなどして年間を通して除湿に心がけましょう。
毎日お世話になる下駄箱は開けたり締めたりするので、風邪の出入りはありますが、雨の日が大変ですよね。ぬれた靴は拭いて、私は新聞紙をいれて一晩寝かせます。
11. 下駄箱・靴
下駄箱に靴を収納する時は、しっかりと換気が出来靴を乾燥させてから収納するようにすればカビ予防が出来ます。
◇靴は干してからしまう
履いた後の靴は一晩おいてから下駄箱に入れます。夏の汗をかく時に履いた靴や運動に使った靴、素足で履いた靴など汗や水分を沢山吸収している靴は、翌日陰干ししてから下駄箱に収納してください。
雨の日に履いた靴も同じく乾かしてから収納します。
◇換気する
月に1~2回は下駄箱の換気をするようにしましょう。
換気の方法は…
下駄箱のドアを両方開けます。引き戸の場合は片方ずつ開けるのでなく左右を少しづつ開けます。(扉が下駄箱の真ん中で重なる状態です。)
これにより空気が流れ通気がよくなります。又その際玄関を開け空気が通るようにします。雨の日は避けましょう。
最後に
部屋のカビ対策について…
1.カビが発生する条件
2.カビの発生原因(カビはどのようにして増えるのか)
3.カビが成長する原因
そしてカビは…
乾いた所にも発生することについてお届けしました。
木造建築から新建材での家屋が多くなっているので、お部屋の湿気対策の参考にしていただきたいのです。
カビを作らないことは、換気・除湿・風通し・乾燥・水回りは(お風呂、洗濯機、炊事場、トイレ、)などここの掃除を怠らないことに尽きると思います。ここを怠ったらカビも生えるでしょう。
洗濯槽も今は洗剤がとってもとっても良くなっているので、ここ10年まえから周りが黒ずむことも無く30年前に買った日立のあの頃一番大きかった洗濯機が今も働いてくれています。
余談になりますが、洗剤の選び方にも関係するように思えます。管理人が使っている洗剤です。
使い始めた頃は、気づくと周りが黒ずんでいました。セッセと掃除に追われていた頃が思い出されます。今では洗濯機の掃除何時やったかなぁの思いです。
20代の頃住んでいたアパートは(今から57年前)カビとの戦いでした。色んな経験しているので、77歳まで糖尿病以外の病気知らずで生活出来ているのでしょうね。
梅雨に負けず夏に負けず元気で乗り越えましょうね。