革靴の手入れ方法を大特集!タイミング別に私がやっていることは
2017/11/13
55年前卒業記念に、革靴を買ってもらった時、「お洒落は足元からだよ。何時もピカピカの靴を履くようにネ」と、母に言われ「革靴の手入れ方法」を学びました。
今回、教え子の結婚式に参列することになり、洋服、バック、靴と準備している時、久しぶりに履く革靴を、ひと磨きしたらピカピカになりました。
「購入したら、おろす前に、最初の手入れ」を守っていて良かったと、亡き母に感謝した管理人です。
それで今回は、母からの学びをシェアしたいと思います。革靴の手入れ方法について学びたい方は、一緒に見ていきましょう~。
Contents
革靴の手入れ方法
革靴を購入したら、まずは履く前に手入れをしましょう。
手入れ方法について管理人がやっている順序について説明しますね♪
手入れの順序は
- ブラシで汚れを落とす
- クリーナーを塗る
- 汚れを拭き取る
- クリームを塗る
- 全体を磨く
- 光沢を出す
- 仕上げ磨き
- 撥水スプレー
手入れはこの順序で行います。順番にやり方について詳しく説明します。
1.ブラシで汚れを落とす
前から後へブラシをかけて全体の汚れを落とします。縫い目やシワ、甲革とコバの境目の細かいところも丁寧に汚れを落とします。
また意外と目立ちやすいヒール部分も、丁寧にブラッシングしましょう。
コバとは:靴の土踏まず部分より前方を縁取るウェルト(細い帯状の革)のところです。
2.クリーナー(汚れを落とす薬品)を塗る
クリーナーを布に塗り、全体に薄く伸ばします。多量に塗ったり、直接、靴に塗ると、シミが出来る原因になるので注意してください。
3.汚れを拭き取る
拭きとるときには、落とした汚れを再び靴につけないように、なるべく布のきれいな部分で拭き取るように心がけてください。
汚れを拭き取る布は、タオル地のミニハンカチを使用しています。洗い替え用に3枚は用意していてます。
4.クリームを塗る
汚れを落とした後、同系色のクリームを薄く伸ばしながらムラなく塗ります。クリームは、革に潤いを与え、ひび割れを防ぐとともに美しい光沢を出します。
5.全体を磨く
全体にクリームを塗ったら靴の表面をブラッシングして余分なクリームを落とします。その後、布で軽く磨くと、次第に光沢が出てきます。コバ等の細かいところや、ベロ(舌革)の部分も忘れずに磨きしましょう。
管理人が、母からの教えを守っている「革靴を購入したら、下ろす前に手入れをする」方法と手順はここまでです。
ここまでやっていたお陰で55年前に買って貰った靴が今でも、外出時に履いています。踵の修理や底の張替えは2年に1回は行っているんですよ。
お見せしますね。ちょっと古くなってはいますが…
もう一足、冠婚葬祭用の靴です。この靴も20年は履いています。おろす前に手入れをした効果があっていると思っています。
この夏、ウォーキングシュウズを買いに行った時、行きつけの靴屋さんで、「革靴の手入れ方法」について、現在やっているやり方で良いのかと尋ねたら、「あぁそうですね、続いてここまでやったらベターですよ」と次からの、6、7、8、は教えて貰った方法です。
6.光沢を出す
さらに光沢を出したい部分には、シューポリッシュ(ワックス)を布に少量とって、小さな円を描くように薄く伸ばし、ここで水をほんの一滴落として、ゆっくりと水を広げるように磨くと、より美しい光沢が出るそうです。
シューポリッシュ(ワックス)などについては、貴方の行きつけの靴屋さんでお尋ねくださいね。管理人は、このワックスは持っていません。
7.仕上げ磨き
最後にもう一度、全体を丁寧に磨きます。ナイロンストッキング等で磨くといっそう光沢が増すそうです。
8.撥水スプレー
汚れの付着を防ぎ、撥水効果のある撥水スプレーを掛けておくと良いそうですよ。
ここまで、「購入してから、おろす前の、最初の手入れ法」について「手入れの順序」をお伝えしてきました。
普段に履きたいから、新しい靴を購入するんですよね。
それで、管理人が普段にやっている、革靴の手入れ「履いたら、どのように手入れしているか」についてお伝えしたいと思います。
普段の手入れは
外出から家に着いたら、玄関で靴を脱ぎますね。この時靴は玄関に脱ぎっぱなしにしない、下駄箱に片付けること。
来客がいつ来られても良いように、玄関は何時もきれいにしておくようにと、小さい頃から厳しく躾けられていました。
この習慣から、今でも下駄箱に片付けています。20歳を過ぎたら革靴を履くようになったので、管理人がやっている、革靴の手入れは…
玄関の片隅に直ぐに手入れが出来るように
⇑この一式を
このようにいれて準備しています。
この一式のお値段です。現在の値段を靴屋さんで調べました。
● ブラシ:1,620円
● クリーナー(汚れ落とし):648円
● レザリアン靴クリーム:756円
● サッとひと拭き:486円
◆消費税込で計:3,510円になります。
土曜日、日曜日に、一式を使って靴の手入れをしますが、月曜日から金曜日の5日間はこの中の、サッとひと拭きで済むことが多いです。
汚れが気になる時には、「靴のツヤ保護・防カビ」このスプレーを利用することもあります。
管理人の普段の靴の手入れは、以上のようにやっています。そして、もう一つやっていることは…
通勤でない、お出かけの時にはよく履いているし、履くようにも心がけています。
そして、下駄箱は、閉めぱなっしにしないで、空気の入れ替えはコマ目にやり、母の形見と思っている靴です。
2年に1回は靴屋さんで、劣化具合をみてもらい、踵の修理と底の張替えはやってもらっているんですよ。
続いてお店の方から教えていただいた「雨で濡れたの時の対処法」についてお伝えしますね♪
雨で濡れた靴の手入れ法は
外出先で雨に降られて、革靴が濡れてしまったら、まずやってはいけないことは、濡れたまま何もせずに放置していることです。
これをやってしまうと、濡れたことで柔らかくなった革が変形し、型崩れを起こしたり、そのまま乾燥することによって革が必要以上に硬くなって、ヒビ割れを起こす原因になってしまいます。
雨にぬれた革靴の乾かし方
まず革靴が雨に濡れてしまった時に、真っ先にやることは、濡れたままにしておかないことなので、水分を拭き取りしっかりと乾燥させましょう。
これから、濡れた時に注意すべき点を、分かり易く説明します。
革靴の表面の水分を拭きとる
革靴を濡れたままにしていると、変形したりシミになったりヒビ割れを起こすので、まず水滴などの水分を拭き取りましょう。家にある布などを利用して拭き取るだけで十分です。
これをするかしないかだけでも、カビが生えたり、汚れやシミが取れにくくなったり、この後の対処にかなり差が出ます。
面倒でも水分を拭き取ることは、必ず行うようにしましょう。
水分をふき取る時には、やさしく押さえるようにして拭きます。
そして、靴紐を外してから作業することをおすすめします。拭き残しがなくなり、作業もしやすいので。
風通しの良い場所で乾燥させる
革靴全体の水気を拭きとったら、次は乾燥させていきます。
水気を拭き取ったといってもまだ湿っている状態です。通気性の悪い部屋などに置きっぱなしにしていると、嫌なニオイの原因になるので、拭きとったらすぐに陰干しをしましょう。
乾燥させる時は、段差のある場所でカカトを浮かして立てかけるように置いておくと良いです。
管理人は、玄関に折りたたみ椅子を置いているので、靴が濡れたときなどは,⇓このように立てかけて乾かしています。
必ず陰干しという点に注意してくださいね。革は直射日光に弱いので、日陰で干すということを忘れずに。
新聞紙を使う時の注意点
濡れた革靴を乾燥させる時に、新聞紙を靴の中に入れて乾かされる方が、おられると思うので、その際に注意しなくてはならない点があります。
新聞紙を使うこと自体は決して悪いことではありません…
使う場合は、新聞紙をマメに取り替える必要があると言うことです。
濡れた新聞紙をそのまま詰めて、一晩おいてしまうと、革靴の中で濡れた新聞紙が結果的に、革靴の中を湿らせることになり、それがカビの原因になります。
新聞紙をまめに交換できる環境や時間がある時のみ新聞紙を使用し、それ以外の時は新聞紙は使用せず、風通しの良い場所で乾燥させる方法を取りましょう。
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ここまでお付き合いいただいて、買ったばかりで汚れてないのに、履く前の手入れは必要ないのでは?と思われているのではないでしょうか?
管理人も買ったばかりで、新しいのにどうして最初の手入れが重要なの?と尋ねたんですね。すると母は…
「購入者が、最初に手入れをしっかりしておくことで、革本来の輝きが出て、それを良い状態でキープ出来るのね。」
「それで革靴を購入したら、履く前に最初の手入れが必要なんだよ。」と教わっていたのです。
⇑このように55年前、母から教わった手入れ方法ですが、現在も、「履く前に最初の手入れは必要なのか」」調べて見ました。調べた結果をお伝えします。今と昔の手入れの違いを見てみましょう♪
現在も新品の革靴は履く前に手入れが必要か…
調べていると、理由について説明されているサイトに辿りつきました。説明をお読みください。
◆履く前の革靴の手入れ
新品の革靴はお手入れが必要な理由ですが、それは「靴の痛みが早くなってしまうのを防ぐため」というのが答えとなります。
ではなぜ新品の革靴をそのまま履いてしまうと痛みが早いのでしょうか。
それは、革靴が製造された段階で塗布されていたクリームやワックスが、私たちの手元に来るまでの間に劣化していたり、落ちてしまっているからなのです。
いくら新品とはいえ、工場から出荷され店頭にならび、購入されるまでは時間がかかります。
この間に革靴の表面は外気にさらされ乾燥し、場合によっては擦れていることからクリームやワックスは劣化したり剥がれたりしています。
この状態は、もはや製造された直後の新品とは言い難い状況になっているということなのです。
つまりこれを製造直後の状態にするというのが、新品の革靴に対して必要なお手入れということになるのです。
革靴の専門ページ、ピントルさんの「新品の革靴の手入れ法」について、上記のように説明されています。
母の説明と言葉の表現の違いはあります…
母の教えは:
革靴は、作られてから、しっかり手入れをされていないので革本来のベストな状態では無いということ。
サイトでの説明は:
革靴が製造された段階で塗布されていたクリームやワックスが、私たちの手元に来るまでの間に劣化していたり、落ちてしまっているからなのです。
この両方の説明からして…
「新品の靴を履く前に手入れをする」ことには、代わりはないと思えたので、安心してお伝え出来た管理人です。
最後に
今回この記事でお伝えしたことは…
革靴の手入れ方法「革靴を購入したら、まずはおろす前に手入れをしましょう。」と「革靴の手入れ方法」についてお伝えしました。
革靴は、履く前に手入れすることで、「革本来の輝きが出て、それを良い状態でキープ出来る」のです。
お見せした、管理人の革靴で「良い状態でキープ出来ている」ことをご理解いただけたと思っています。
生活レベルや几帳面さを靴から判断する慣習に由来すると考えられているそうなので、靴の手入れはしっかりやらねばと、この記事を書きながら思った管理人です。
足元はきれいにしておきたいですね。