節分の豆まきの由来!詳しくは記事を読んでね
2018/01/16
節分と言えば鬼と豆まきですが、節分にはどんな由来があるのでしょうか?何故豆をまくのでしょうか?
元保育士として、保育園で働いていた時、子供たちと一緒に、お面を作ったり、歌を歌ったり、紙芝居を見たりして楽しんだ行事です。
そこで「節分と豆まきの由来」について管理人が保育園で経験していた行事について紹介したいと思います。一緒に見ていきましょう♪
始めに節分の由来について説明しますね。
Contents
節分の由来は
2月3日は「節分(せつぶん)」ですね。節分とは本来、「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節日を指し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に、1年に4回あったものでした。
ところが、日本では立春は1年のはじまりとして、とくに尊ばれたため、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになっていったようです。
立春を1年のはじまりである新年と考えれば、節分は大晦日(おおみそか)にあたります。
平安時代の宮中では、大晦日に陰陽師らによって旧年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」の行事が行われていました。
室町時代以降は豆をまいて悪鬼を追い出す行事へと発展し、そして民間に定着するようになり、現在の節分行事へと繋がっているんです。
次に、このように繋がっている、豆まきの由来について説明します。
豆まきの由来は
節分には豆をまきますが、この行事は、中国の習俗が伝わったものとされています。
豆は「魔滅(まめ)」に通じ、無病息災を祈る意味があると言われているんです。
昔、京都の鞍馬に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ、鬼を退治できたという話が残っており、「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるということからだそうです。
豆まきの由来は、このように伝えられています。
節分の由来と豆まきの由来が分かったので、現在一般家庭で行われている節分の豆まきのやり方について詳しく説明しますね。
豆まきは一般的に、一家の主人あるいは「年男」(その年の干支生まれの人)が豆をまくものとされていますが、家庭によっては家族全員で、というところも多いようです。
豆のまき方の正しい順番は
- まずは玄関をあけ、内側から外にむけて豆まきをします。
- 次にお部屋の窓をあけて豆をまき、鬼を追い払います。
- その後、外に出て、家の中に福を呼ぶように家の中に豆をまきます。
- まき終わったら、家に入り自分の数え年の数の豆を食べます。
ここまで全部が終わった後に、家族全員で、豆を拾って片づけて、終了です。
子どもたちと家族みんなが楽しく豆まきが出来るようにお楽しみくださいね。
あぁそうそう、家族みんなが楽しく豆まきするには、豆をまく声かけに順序があるんです。順序は下記の通りです。
豆をまく正しい掛け声ってきまっているの
外に投げるときは「鬼は外」、家の中に投げるときは「福は内」をそれぞれ3回ずつ言いながら豆をまきます。
豆をまくのは先頭の一人が「福は内」と声を出しながら行い、後の人は後ろで掛け声だけを出しながら着いていきます。
先頭で子どもたちが、鬼は外と言いながら豆をまき、そのあとの福は内の時には、豆はまかない、これを順番に言いながら行い、後ろでお父さん初め、家族のみんなが声で応戦するようにします。
現在では、保育園、幼稚園、家庭では、鬼になる人を決めて、その人に鬼の面をつけ、鬼さんめがけて豆をまく行事が多いようです。
この方法が、逃げ惑う鬼を見て子供たちは大喜びしますよ。
そして、気を付けることは…
まく豆は「炒った豆」を使用する
豆まきに使う豆ですが、炒った豆を使用しなくてはいけません。何故かというと、生の豆を使って拾い忘れた豆があると、その豆から芽が出ると縁起が悪いからです。
また、「炒る」は「射る」とかけて、鬼や大豆は陰陽五行説の「木・火・土・金・水」の五行の【金】を意味します。
この【金】の作用を滅ぼすとされる「火」で大豆を炒ることで、鬼を封じるという意味があるようです。
最終的には、豆を人が食べることによって、鬼を退治したということになるのです。
まいた豆は食べてもいい?
部屋の中にまいた豆は神棚の豆をいただくのと同じ意味があり、拾って食べると一年無事に過ごせると言われています。
子供たちは、まいた豆を拾ってたべます。また、落ちたものを拾って食べることに抵抗がある人も多いとは思いますので。
豆まきをする前に、拾って食べても大丈夫なようにしっかりと掃除をしてから行うといいですね!
掃除が行き届いて、安心して食べる豆は……
自分の数え年分だけ食べる
豆まきが終わったら、まいた豆を、1年の厄除けを願い、自分の年齢よりも1つ多く豆を食べると言う風習が残っている所もあるんですね。
これは、風邪をひかないなど、体が丈夫になると言う伝えがあるからによるのです。
最後に
「節分と豆まきについてその由来」について、お届けしました。
自分が小さいころやっていたこと、また保育士として働いていた、保育園での行事を思い出しながら、伝えることが出来ました。
管理人が説明した「節分と豆まきの由来」貴方に伝わったでしょうか?
上手く伝わったら嬉しく思います。伝わらなかったらご質問くださいね。