麻シャツの洗濯時の洗い方 ! プロに教わり28年間実践してきた技をご紹介
2018/11/18
暑い、暑い、あぁ~暑い! なんで今年の夏はこんなに、暑いのでしょう。皆さんは、この暑さをどう凌いでいらっしゃいますか?
私はクーラーと扇風機にお世話になりっぱなし、78歳になるのに短パンとノースリーブといった姿で凌いでいます。
家の中では、こんなにだらしのない生活ですが、出かける時には、ちゃんと着替え、夏場に涼しげな麻のシャツを着て出かけるのでご安心ください。
このシャツは、50歳の頃買った物で、着ては洗い、洗っては着るこの繰り返しを続け、78歳になった今でも私の愛用のシャツなんです。
それで今回は、私の愛用のシャツをどのように洗ったら、30年近くも着れるか「麻シャツの洗濯時の洗い方」についてお伝えしたいと思います。
「麻シャツの洗濯時の洗い方」を知りたい方は参考にされてください。
Contents
麻シャツの洗濯時の洗い方
早速、「麻シャツの洗い方」についてお伝えしますね。この手順は、私の愛用のシャツ制作者の方から教えてもらった手順です。写真で順番にお伝えします。
麻シャツの洗濯時の洗い方
①
タライに水をためます。
タライの大きさは、貴方の洋服の大きさによってお決めください。
②
この水に、洗剤を1〜2滴垂らします。使う洗剤は、おしゃれ着用中性洗剤がおすすめです。
私はこのように↓ボディーソープで洗っています。
③
洗剤を入れたら、洗うシャツを入れて、両手で優しく押し洗いをします。(右手にカメラを持っているので、片手になっていますが、洗う時には両手で押し洗いします。)
④
洗い終わったら、水ですすぎます。
泡が消えるまで何回も水を替えすすぎます。
⑤
すすぎおわったら、絞らず濡れている状態で、ハンガーにかけ、陰干しします。この時のハンガーは、しわを防ぐために大きめのハンガーを使うようにしてくださいね。
以上私が28年前に教えてもらった洗濯の手順です。
私に教えられたことは、洗濯機で洗わない、脱水にかけないでした。水に浸けて、ゆるくなった繊維が、脱水によって「絞りジワ」をつけてしまうと言うことが理由でした。
でも私は手洗いに慣れているので、28年前に教えて頂いたことを守っています。
お陰で型崩れなし、生地のヨレ無し、写真でお見せしているように、新品のような形を保っているでしょう。
麻は、速乾性が高いので脱水にかけなくてもしっかり乾き、水の重さでシワも伸びるので「ぬれ干し」で綺麗に乾くのでお試しください。
絞らないでよし、そのままハンガーに掛けて干せば、水の重さでシワが伸びる麻素材の着心地が、私は大好きです。
そして、ノーアイロンで着用できることと、洗って乾いたらすぐに着れるのが、手間がかからず魅力なんですね。
ここまで、28年前に学んだ「麻シャツの洗濯時の洗い方」についてお届けしてきました。
貴方は、麻素材の取り扱いについてご存知ですか?
基本となる「麻素材のお取り扱い」について引き続き教えていただきましたので、私が守っている取り扱いについてお伝えしたいと思います。一緒にみていきましょう。
麻素材の取り扱いについて学んだこと
- 麻素材の濃色は、摩擦や水濡れにより色移りする恐れがあるので、白い衣服を着用の際は注意が必要。
- 洗濯の時にも多少の色落ちがあるので、他のものとは分けて取り扱うようにする。
- 麻素材のキッチンクロス、エプロン(既製品)は洗濯をすると縦横約5%ほど縮むので、少し大きめを用意する。
- 乾燥機を使うとさらに縮むので、乾燥機は使用しない。このことについては、前にもお伝えしています。
以上4つについて学びました。
私は麻素材が大好きなので、良く売場にいきます。その時求める物は…
麻素材のキッチンクロス、エプロン(既製品)を友達や職場の後輩にプレゼントしています。5%ほど縮むってことを知ってからは、大きめをプレゼントするようにしています。
キッチンクロスやエプロンは、皆さんにとっても喜ばれる品なんですよ。
続いてこの記事を書いてちょっと気になることをお伝えしたいと思います。それは洗濯機の使用についてです。
洗濯機は絶対に使っちゃダメなの?
私が麻素材のシャツと出会ったのは28年前のこと。その時下記の2点について教えてもらっていました。
② 麻素材は、速乾性が高いので脱水にかけなくてもしっかり乾くし、水の重さでシワが伸びるので「ぬれ干し」をする。
このように、教えられた通り手洗いを続けていることで、28年たった今でも型崩れもなく愛用のシャツなんです。
それが、28年過ぎた現在では、麻素材の洗濯を、洗濯機での使用が多くなっているんですね。それで洗濯機の使用について説明したいと思います。
麻素材を洗濯機で洗う場合の手順とポイント
ポイントは…
- 絵表示を確認する
- 裏返して洗濯ネットに入れる
- 「手洗い」か「ドライマーク対応コース」で洗う。
- 形を整え、陰干しする
- しわが気になる時の手入れ方法
この5つの点に気をつけましょう。細かく説明しますね。
1.絵表示を確認する
洗う前に必ず取扱い絵表示を見て、家庭で洗えるか確認をしましょう。
「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」の場合は、家庭で洗えますが、「水洗い不可」と「ドライマーク」が併記してある場合は、家では洗えませんのでご注意ください。
取扱い絵表示だけでなく、タグの注意書きも確認しておきましょう。
2.裏返して洗濯ネットに入れる
ファスナー、ボタン、ホックなどは、洗う前に閉めておきます。洗濯時の摩擦による毛羽立ち防止のために、裏返しにして洗濯ネットの大きさに合わせ、たたんで洗濯ネットに入れましょう。
3.「手洗い」か「ドライマーク対応コース」で洗う。
手洗いで押し洗いするか、洗濯機の「手洗いコース」や「ドライマークコース」での洗いがお勧め。
又、脱水じわを軽減するために、脱水時間を、最短時間で設定することで、脱水じわ、仕上がりじわを軽減できます。
4.形を整え、陰干しする
脱水後はすぐに取り出し、軽くたたいてしわをのばし、全体の形を整えます。
日光による色あせや変色を防ぐために、裏返しにしたまま日陰に筒干しします。重し代わりのタオルを裾の部分に詰めて干すと、しわが伸びてきれいに仕上がります。
5.しわが気になる時の手入れ方法
着用後や洗濯をして乾いた後にしわが気になる時は、気になる部分に、しわ取りスプレーをふきかけ、その後、全体を軽く引っ張り、しわをのばして、形を整えます。
麻素材を洗濯機で洗う場合の手順とポイントは以上になります。参考になったでしょうか?
私は、手洗いを続けたいと思っています。
最後に
今回は、長年愛用している「麻シャツの洗濯方法」について紹介しました。
- 手洗い
- 水で洗う
- 中性洗剤を使用する
- 水を替えながら泡が無くなるまですすぐ
- ぬれ干し(手で絞らずぬれたままハンガーにかけ、陰干しする)
- ハンガーは太目の物を使用(型崩れ、しわ防止のため)
上記6つの点をお守りくださいね。
又、近頃洗濯機の使用が多くなっているので、「麻素材を洗濯機で洗う場合の手順とポイント」についてお届けしていますので、お目通ししていてくださいね。
独特のシャリ感、清涼感があり春夏の素材としてぴったりの麻素材、洗濯や汚れの落とし方について悩んだ時には、この記事を参考にされてくださいね。