彼岸花の花言葉の意味!故人に対する一途な純粋な想いが隠されている
2018/10/17
昨日お墓参りに田舎に帰った時、秋のお彼岸の時期に、一斉に赤い花を咲かせる彼岸花(曼珠沙華)が今年も私たちを迎えてくれました。
この時期に、この場所に咲いていることが楽しみな78歳管理人は、今年もきれいに咲いていてホッとしています。
今では黄色の花、白い色の花も見られますが、私は真っ赤に咲く彼岸花が大好きなんです。この彼岸花には、花言葉の裏に隠されているちょっと気になる伝えがあるそうです。このことについては後でお伝えしますね。
今回お伝えしたいのは、真っ赤な彼岸花を見ることだけを楽しんできた私は、78歳になった今どうしてでしょう? 彼岸花の花言葉の意味が知りたくなったのです。
それで、早速調べて見ますので、その時得た情報を、独自のリサーチに合わせてシェアします。一緒にみて行きましょう。
Contents
彼岸花(曼珠沙華)の花言葉の意味は
彼岸花は、黄色の花、白い色の花も見られるようになったと先述しましたが、花言葉も色によってそれぞれの意味が違います。
墓地によく植えられていることもあって、不吉、怖いなどのマイナスなイメージが先行してしまう彼岸花ですが、その花言葉には、意外な意味が隠されているんですよ。
下記に色別の花言葉の意味をお伝えしますね。ご覧ください。
赤い彼岸花の花言葉
彼岸花の赤は、天にむかって真っ赤に咲き誇るその姿から、天国にいる愛しい人への強い想いを…
自分の心と向き合い、真実をみつめ「明らかにする」という気持ちから、
- 想うはあなたひとり
- あきらめ
- 再会
- 悲しい思い出
- また会う日を楽しみに している
と、残された人の心を癒す素晴らしい言葉なのです。
黄色い彼岸花の花言葉
黄色の彼岸花は、「陽気」「元気な心」というポジティブな花言葉で…
愛しい人の死をしっかりと受けとめ、その悲しみを背負いながらも前を向いて歩いて行く、
- 陽気
- 元気な心
- 深い思いやりの心
- 追想
という固い決意を感じさせる花言葉です。
白い彼岸花の花言葉
白い彼岸花には、今は離ればなれになってしまったけれど、いつかまた必ずどこかで会えると信じ、過去の記憶を思い出しながら新しい記憶を覚え込むと言った、強く再生していくイメージが想像できる、
- 想うはあなたひとり
- またあう日を楽しみにしている
と、一途な故人に対する純粋な想いが、白い彼岸花に、隠されています。赤い彼岸花にも共通する花言葉です。
花は見ているだけではなく、その花が持つ花言葉を知ることで、もっと心の深いところから穏やかな気分になることを学んだ管理人です。
現在では、改良されて黄色・白の彼岸花も多くみられるようになったので、赤、黄、白と言わず、どの色の花も好きになりたいと思ったものでした。
ここまで管理人が78歳にして知りたくなった「彼岸花の花言葉の意味」についてお伝えしてきました。ここから…
- 彼岸花の由来
- 彼岸花の特長
この2つについてお伝えしていきますので、チェックされてください。
彼岸花の由来
彼岸花は、ちょうど秋のお彼岸の時期に開花することから「彼岸花」と呼ばれるようになり、別名の「曼珠沙華(まんじゅしゃか)」は、仏教の経典に由来します。
彼岸花は、不吉であるとして忌み嫌われることもありますが、曼殊沙華は…
として、おめでたい兆しとされています。
ただ、彼岸(あの世)という花名のためか、墓地でも見かけるためか、彼岸花には…
このように、悲しいイメージの彼岸花の別名は、仏語からも名づけられていて、仏教の世界の彼岸花は、現世で咲く花とは違いがはっきりしています。
彼岸花の特長は
花は、1本の真っ直ぐな緑色の茎の先端に咲き、花びらは他の花に比べて独特で、放射状に付いていること。
茎の長さは大人の膝丈程に伸び、葉っぱも茎と同様細長く、面白い事に花が咲く時期には、葉っぱはつかず、花が枯れた後にょきにょきと成長するのが特徴です。
花と葉が同時に咲かない事から「葉見ず花見ず」と言われているんですよ。
墓地や田んぼの畦に植えられていることが多い彼岸花は、植えられている場所に理由があります。
その理由は、花の球根にはアルカロイド系の毒が含まれており、誤って摂取すると中毒症状を引き起こすことから、昔の人は作物を守るため、モグラやネズミなどの侵入を防ごうと、田んぼの畦に植えたと言い伝えられています。
また、墓地に植えられているのは、埋葬された遺体をモグラやネズミから守るためだそうです。
田舎に帰る度に思うことですが、田舎の風景が年々変わっていることです。広々としていた墓地には、納骨塔が多くなり彼岸花が咲く土地がだんだん少なっていること、段々畑が少なくなり畦道が少なくなっていることです。
今回、彼岸花の役割を知った時、彼岸の時期に咲く花の環境を整え、自然を守るべきだと思いました。
次に、先にお約束していた、「花言葉の裏に隠されているちょっと気になること」についてお伝えします。気になることってどんなことでしょう。
不吉なイメージを持つ彼岸花
別名が多いことで知られている彼岸花は、日本全国に群生しているため、地方でつけられた方言を含めると1000以上もの別名を持っているそうです。
- 死人花(しにびとば)
- 幽霊花(ゆうれいばな)
- 地獄花(じごくばな)
と言われているんでしょうね。
また、彼岸花の球根には毒があり、毒性に由来した別名、その名は、
- 毒花(どくばな)
- 痺れ花(しびればな)
毒を口にするとしびれが起こることや、子供が誤って食べないように、わかりやすい別名をつけたのかもしれません。
彼岸花にはすべての部分に毒がある
花、葉っぱ、球根、茎、すべての部分にリコリンやガランタミンという毒があります。
特に強い毒が含まれているのが、玉ねぎのような形をした球根の部分なので…
誤って口にしても、少量の場合はほとんど問題がありませんが、多量に摂取すると、嘔吐、吐き気、けいれん、痺れ、下痢など、重篤な場合は中枢神経の麻痺を引き起こすので、ご注意ください。
毒性を利用した忌避剤として
墓地では、毒性をうまく利用して彼岸花が植えられています。
土葬だった時代に、モグラやネズミに遺体を荒らされないために、彼岸花が人為的に植えられました。毒性を利用した忌避剤としての役目なのです。
「忌避剤」(キヒザイと読む)とは、害虫など有害動物が匂いや味などを嫌って作用し、近寄らないようにするために用いる薬剤のことを言います。
このような、理にかなった先人の知恵に、「確かに」と思わずにはいられません。彼岸花は、その場所にしっかりと根を張り、毎年咲き続け、故人を静かにそっと見守ってくれる存在なのです。
最後に
お彼岸には、毎年実家に帰りお墓参りするのですが、2018年の猛暑に、今年は彼岸花は咲いているかが心配でした。
それが何時もの場所に、しっかりと咲いて私達を迎えてくれました。この感動に、彼岸花の花言葉の意味を突然知りたくなって、この記事お届けしました。
彼岸花の色によって花言葉の意味が違っていることを今回学び、そこに隠されている意味も知ることが出来ました。
そして又、「不吉なイメージを持つ彼岸花」ですが、理にかなった先人の知恵に、脱帽でした。
如何だったでしょうか? 管理人は今回学んだことに興奮していますが、貴方にとって参考になられたら嬉しく思います。