壁の落書きの消し方!材質別・文具別にきれいに落とす方法をご紹介
2019/04/13
元保育士78歳になる私の家には、40数年前に担当したあの頃の園児、今は、主婦の方々が「お元気ですか?」と良く訪ねてきます。
主婦と言っても今ではおばあちゃんになり、お孫さんを連れての訪問、お孫さんと言っても今では、高校生以上の立派な青年です。お勤めしている青年もいるんですよ。
何時もワイワイガヤガヤの我が家の壁には、この青年達が保育園園児の頃、書いた落書きが一杯でした。
↑の画像は私の家に尋ねてきた子ども達がかいたものではありません。私があの頃を思い出しながら掲載しているのです。
以前はこのような落書きを見ながら、誰が書いたのかなぁと懐かしく想像しながら消していました。ですが5年前に高齢者マンションに引っ越ししたので、今はすっかり残っていません。
そんな私ですが、自宅の「壁紙や柱、漆喰壁、クロス張り壁」に書かれた落書きを消すのにいろいろと工夫してきました。この記事では、私がやってきた落書きの消し方についてお伝えし、壁に書かれた落書きに困っている若いママさんのお役に立てればと思います。
もし、貴方のお家にお子さんがいらっしゃるなら、私のような経験をしておられるのではないでしょうか?きれいに消す方法をお伝えしますので一緒にみていきましょう。
Contents
書かれた材質と書いた文具別、落書きのきれいな落とし方
このことについて私がやってきたことを説明していきますね。
壁紙に
クレヨンで書かれた場合
クレヨンは油を含んだ「ろう」でつくられたペンです。油は水をはじく性質があるので、水拭きだけでは消えないので、先に油をやわらかくしてくれる除光液を使います。
除光液は油を溶かす力があるのです。
それで、除光液を含ませた雑巾で押さえるようにして拭くとクレヨンは綺麗に消えます。左右に拭き取ろうとするとクレヨンのあとが広がることがあるので注意してくださいね。
水性ボールペンで書かれた場合
水性ペンは絵の具と同じで、乾く前なら水拭きで消せます。
乾いてしまったら、こすっても落とせないので、乾く前に気づいた方が良いのですが、お子さんの落書きは、いつ書かれるか分からないので、困るんですよね。
それで消えない時には、化粧石鹸を使用する方法があります。やり方は、
①布に化粧石鹸をつけ、落書きの部分を拭きます。その後
②水で洗った雑巾で残っている石鹸や汚れを綺麗に拭き取ります。
この2つの作業で、水性ボールペンでの落書きは綺麗に消えるので試してみてください。
油性ボールペン、油性マジックで書かれた場合
クレヨンと同じく油の性質をもつ油性ペンは落ちにくい落書きのひとつで、クレヨンの消し方と同じく、除光液を使って消すと良く落ちます。
又、除光液以外にもクレンジングオイルや消毒用エタノールなども使えます。
除光液を含ませた雑巾で押さえてつまみあげるようにして拭きます。
油性ボールペンでの落書きは、水性に比べ時間が経つほど消しにくくなるので、落書きを見つけたら早めに消す作業をされることをお勧めします。
油性ボールペンの落書きが少しでも薄くなる方法があるので、この消し方をお知らせしますね。
まず準備するのはエタノールを準備します。消毒用エタノールで大丈夫なので、この消毒用エタノールを化粧用コットンにつけて、油性ボールペンの汚れを軽く拭き取っていきます。
次に「メラミンスポンジ」に水とクリームクレンザーを含ませて、落書き部分を軽めこすります。強くこすると壁を傷めるので、優しく手加減してこするようにしましょう。
クロス張りに
クレヨンで書かれた場合
クロス張りにクレヨンで落書きされたら、私の経験から「メラミンスポンジ」で消す方法をお勧めします。
スーパーに売っている、メラミンスポンジに、水をつけてこするだけのスポンジです。私の家にストックしていたのがあるので、写真でお見せします。
↓このようなスポンジです。
取り出すと、真っ白なスポンジで、
使い方は水をつけて汚れをこするだけ。それだけで、マジックやガラスの汚れ、水垢や茶渋など、簡単に汚れを落とすことができるのです。 今では100円均一やスーパーなどで売られています。
このスポンジを使いやすい大きさにカットして使います。カットしたら水を含ませ、軽く絞って、落書き部分を軽くこすって汚れを浮き上がらせるんです。
浮き出た汚れは、乾いた布で拭くか、水で洗い流します。使用後のは、もみ洗いせずさっとすすぎ洗いしてそのまま乾燥させておきます。
メラミンスポンジは「たわし」や「やすり」などと同じような研磨材で、研磨スポンジだと私は思っています。
水性ボールペンで書かれた場合
水性ペンは絵の具と同じで、乾く前なら水拭きで消せますが乾いてしまったらこすってもなかなか落とせないので注意しましょう。
消えない時には、化粧石鹸を使用する方法があります。やり方は、
①布に化粧石鹸をつけ、落書きの部分を拭きます。その後
②水で洗った雑巾で残っている石鹸や汚れを綺麗に拭き取ります。
この2つの作業で、水性ボールペンでの落書きは綺麗に消えます。
油性ボールペン、油性マジックで書かれた場合
クレヨンと同じく油の性質をもつ油性ペンは落ちにくい落書きのひとつで、クレヨンの消し方と同じく、除光液を使って消すことができます。
又、除光液以外に、クレンジングオイルや消毒用エタノールなどでも消えます。
やり方は、除光液を含ませた雑巾を落書き部分にトントンたたきながら押さえていてその後、つまみあげるようにして拭き進めると油性ボールペン、油性マジックの色がだんだん薄くなり消すことができます。
油性ボールペンでの落書きは、水性に比べ時間が経つほど消しにくくなるので、落書きを見つけたら早めに消す作業をされることをお勧めします。
壁の素材によっては変色することがあるので、最初に、目立たないところで試してから作業された方が無難です。
木の柱や板壁に
クレヨンで書かれた場合
柱や板壁に落書きされたら、まず落書き部分に、当て布を当ててから、上からアイロンで熱します。
子どもの落書きなので高い場所でないと思われるので、アイロンで熱すること出来ますよね。
こうすることでクレヨンが熱で溶けて、当て布に吸い込まれます。当て布を取り替えながらやっている内に、クレヨンが吸い取られ綺麗になります。
その後、水で薄めた住宅用洗剤にクレンザーを加え、この液で雑巾を洗い固く絞り、クレヨンの後が残っているところ拭くか、こするかし、クレヨンの後がないように、仕上げましょう。
水性ボールペンで書かれた場合の消し方は
- 燃料用アルコールを染み込ませた布で、汚れた個所を拭きます。
- その後、仕上げに床用ワックスをかけます。
ワックスの役目は「床を保護すること」です。床が保護されると美観が保て、家を長く保つ秘訣にもなります。
燃料用アルコールは、楽天で求めることが出来ます。
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クリア塗装をしていない床であれば、先に紹介しているメラミンスポンジで軽く拭き取るときれいに落ちます。
油性ボールペン、油性マジックで書かれた場合
油性ボールペン、油性マジックの落書きは消すのに苦労します。普通の中性洗剤では中々落ちなかったので、私はメラミンスポンジでこすってみました。時間が経過していなかったので、簡単に消せました。
小さな赤ちゃんがいるお家では、メラミンスポンジなら洗剤を使わないので、そばにいても安心して作業が出来るのが良いです。
時間がたっていると壁にマジックインクの油性成分が浸透しているので、落ちにくくなります。この場合は、除光液を少量コットンに含ませて拭くと消えると言う情報を聞いています。
板壁の素材によっては変色することもあるので、最初に目立たない部分で試してみて使用された方が無難です。
漆喰壁に
クレヨンで書かれた場合
動画を用意しましたので、クレヨンの消し方は動画でご覧ください。
水性ボールペンで書かれた場合
- 漆喰壁に水性ボールペンでの落書きは、消しゴムでこすると、ほとんどの汚れが落ちます。
- 消しゴムでも落ちない場合はサンドペーパーで、落書き部分をこすって見てください。
この2つの方法で、水性ボールペンは消えます。
注意しながら、落書き部分だけをこすってくださいね。そうしないと周りも白くなってしまうので。
油性ボールペン、油性マジックで書かれた場合
子どもって油性ボールペン、油性マジックなど、油性の物は好きですよね。サラサラ書けて、書きやすいからでしょう。
油性で書かれた落書きは、油性のクレンジングオイルを落書き部分につけて、歯ブラシで軽くこすり、その後、乾いた布で、乾拭きすると落ちますが、
落ちない場合は、水生ボールペンの消し方でお伝えしているように、サンドペーパーで、表面を削って消す方法があります。ここでも周りとの風合いが変わってしまわないよう、注意しながら丁寧に削ってください。
手垢や黒ずみ汚れの落とし方、その他
壁紙の汚れを消す方法は
壁紙の汚れは油汚れがほとんどなので、使用する洗剤は油汚れが落ちる食器用の洗剤で十分です。
- 濡れている雑巾に数滴洗剤を垂らし、全体によくなじませ、壁の上から下へ拭いていく。
- 雑巾をすすぎ、壁に洗剤が残らないように水拭きする。
- 水分が残らないように、もう1枚の乾いた雑巾で拭き取る。
- 目立つ汚れが残っていたら、消しゴムで軽くこすって汚れを削り取る。
リビングやキッチンの壁で目立つ汚れは、これだけでスッキリ落とせます。
クロス張りの壁の黒ずみを消すには
クロス張りの壁には、ホコリがついて全体に黒ずんでくることがあります。
この汚れは、電化製品などの背後につきやすく、静電気によってつくことがあるんですね。
時間がたつと中々取れなくなるので、掃除機で表面のホコリを取り、そのあとに中性洗剤をつけて絞った雑巾で拭きとります。
この時、雑巾を強く絞らないで使うと、汚れがしみ込んでしまうので注意しましょう。固く絞った雑巾で力を入れて拭くことが大切です。
先に、掃除機で汚れを吸い取っておくことがポイントになります。
木の柱や板壁の汚れを落とす方法は
管理人の私は経験していませんが、保育園で働いていた時、お母さん方の会話から、汚れが気になるようになった柱の汚れは、タバコの煙とヤニが木に染み込んでいるのが原因だと言われていました。なので、簡単にきれいに落ちないそうです。
それでその時使用された洗剤は「白木漂白クリーナー」を求め、それを柱に塗ってブラシでこすり、この後浮き出てきた汚れを雑巾で拭き取る。これだけの作業ですが、ブラシでこするのに力がいり大変なようでした。
こうすることで、柱の汚れは落ちますが、ひどい汚れの場合は、100%落ちることはないようです。
「白木漂白クリーナー」は楽天で求めることが出来ますので紹介しますね。
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漆喰の壁のシールをはがすには
漆喰の壁は水が使えないので、剥がすのにはとても苦労しますが、良い方法があるのでご安心ください。
良い方法とは:
シールを無理やりに剥がそうとすると壁を傷めてしまうので、「ドライヤーでシール温めて剥がす方法です。」
貴方が試される場合は、ドライヤーは、シールに直接当てないで、シールから20センチくらい離して温風を当ててください。
温風を当てることで、接着剤が緩むので、端の部分を少しづつ剥がしながら、接着面に温風を当てシールを引っ張るように剥がしていくと、シールは破れないで取れていきます。
先にもお伝えしていますが、ドライヤーを近づけすぎないこと、高温にしないことが大切です。
漆喰の壁の手アカを消すには
漆喰は、とっても水気を嫌う素材です。それで掃除する時には水を使わず、ハタキや掃除機、乾いたぞうきんを使うのが基本になるので、このこと忘れないようにしてくださいね。
手アカやシミを見つけたら、まず、消しゴムを使っててみましょう。消しゴムで消えなければ、150番くらいの細かいサンドペーパーでこすってみてください。
私の場合サンドペーパーで綺麗に落ちました。今ではサンドペーパーは必需品になって買いだめしています。
壁全体に汚れがついてしまったら、「生石灰クリームを全面に塗る方法もあるよ」とも教えてもらっています。
最後に
今は子どもと向き合うことが少なくなった管理人ですが、昔、子どもたちの落書きを消すたびに学んだ「壁の落書きの消し方」についてお届けしました。
沢山の方から、「ああした方が消えるよ」「こうしたら落とせたよ」と情報を得ながら頑張ってきました。そんな努力が78歳になっても生かされています。
苦労したことは、自身の宝になっているんですね。私のこの記事が、壁の落書きに困ってらっしゃる貴方のお役に立てたならとても嬉しいです。
毎日を気持ちよく生きるためには、衣食住のすべてに関心をもつことが、大切であると私は常に思っています。